今注目の「リスキリング」

「一年の計は元旦にあり」と言いますが、スキルアップや資格取得をお考えの従業員さんも多いかと思います。
そこで今回は、今注目の「リスキリング」についてみていきたいと思います。

最近、リスキリングという言葉を耳にする機会はありませんでしたか?
2020年の世界経済会議で「2030年までに地球人口のうち10億人をリスキリングする」と宣言、
昨年11月岸田政権も1兆円の投資を発表。
こうした宣言以降、国内外を問わず導入が検討され、
現時点では大企業70%・中小企業45%と取り組みに前向きな統計が出ています。
そこでリスキリングについての概要や導入で役立つ助成金をみていきたいと思います。

1.リスキリングとは
「リスキリング(Reskilling)」とは、職業能力の再開発や再教育のことを意味します。
また、近年は、社内で新たに必要となる業務に人材が順応するための再教育という意味でも使われることが増えています。

2.注目のリスキリング
①DX(デジタルトランスフォーメーション)導入に際して
DXとは社内のデジタル化を進める取り組みのことをいいます。
昨今コンピュータやAI化が進んでいますが、こうしたデジタルを活用して業務を行うことで、
業務効率アップやより質の高いサービス提供が事業運営に良い影響をもたらすと考えられているためです。
このDXを実践するために、従業員さんのデジタルやコンピュータに関する知識習得が注目を浴びています。

②新型コロナウイルスの流行による働き方改革の推進に際して
新型コロナウイルス感染症(以下、コロナとします。)の流行によって、これまでの働き方が一変。
テレワークやお客様とのやり取りが対面からオンラインへ移行したりと、デジタル化が急速に進みました。
オンラインに対応する新たなスキルを身につけることが、対外的に企業が生き残るため、
また従業員さんも企業に必要とされるために必要性が高まっています。

③新事業の展開や業種転換など新たな事業展開に向けて
時代の変革期を迎える中、コロナ以降急速に、
新時代に対応した業務展開を行うためのリスキリングが注目され始めています。
企業の中にはこの時代の移り変わりに対応できず衰退していくところもありますが、事業分析を行い、
事業を再構築する際に、従業員さんに新しい分野のスキルを習得させることで新事業展開など様々な可能性が模索できます。
また、中堅やベテラン従業員さんに取り組んでもらうことで、
習得したスキルをどのように社内へ応用すればいいかイメージしやすく、
既存事業と折り合いをつけながらバランスよく新事業を融合させていくことも可能です。

3.まとめ
今後、従業員さんが資格取得で活用できる従来型の「人材開発支援助成金」と4月から新設される首相肝いりの「人材開発支援助成金 リスキリング支援コース」もご紹介したいと思います。リスキリング導入など、ご興味をお持ちの方は是非お声掛け下さい。

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