60年近く灯った日鉄高炉の火とともに経済・雇用が絶えぬ様に・・・

60年近く灯され続けた日鉄日新製鋼呉製鉄所の高炉の火が消えました――。

1962年に入った高炉の火ですが、29日に送風を停止する指示が出され、長い歴史に幕がおろされました。海外との激しい競争を受けた経営的判断とはいえ、戦艦大和でも知られる旧日本海軍呉海軍工廠の跡地で広大な面積と歴史を持つ製鉄所。この閉鎖へ向けたカウントダウンは経済にも人々の心にも虚しさをもたらします。

今後、再稼働の予定はなく、23年9月末までに閉鎖の予定です。

長年地域とともにあり、支えてきた日鉄撤退の影響は大きく、基幹の製鋼工程関係者、鉄鉱石や石炭を貨物船から揚げする港湾荷役、それを運ぶ運輸業、プラント設備の更新を担っていた建設業。働く人々を支えた、飲食業、作業効率化を図ってきた事務機器リースなど出入り業者を含めれば、関連企業は呉市中心に網の目のように広がっています。その影響は甚大で、関連会社の従業員雇用にも問題が及びます。

市や県は経済や雇用の維持など支持対策を呼び掛けています。

協力されたい事業主さんは、合同説明会に参加したり、会社の求人募集時に日鉄失業者の受け入れ態勢が整っている事を伝えることも可能です。

また、当法人でも求人のご相談や労務管理などサポートしておりますので、気になられた事業主様・総務担当者様はご遠慮なくお問合せ下さいませ。

異空間さえ漂うあの見慣れた風景がもう見れない悲しみを感じつつ、広島の経済が決して衰退せず、乗り越えた先の繁栄を願い、明日の基礎を築くお手伝いができるように当法人も精進したいと思います。

 

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