今年も労働保険の年度更新がやってきました。
労働保険の年度更新とは労働保険料（労災・雇用保険）の
新年度の概算保険料と前年度の労働保険料（労災・雇用保険）
を確定させ、申告・納付する手続きです。
労働保険の保険料は、昨年 4 月 1 日から 今年3月31日までの1年間（「保険年度」）
を単位とし、その間すべての労働者（雇用保 険については、被保険者）に支払われる
賃金 の総額にその事業の種類ごとに定められた 保険料率を乗じて算定いたします。
申告期間は今年も 6 月 1 日から 7 月 10 日です。
年度更新に必要な書類は、各都道府県労働局から事業所あてに５月末を目途に
送付されているので、もう届いているのではないでしょうか？
年度更新で重要なのは保険料の対象の元となる賃金の集計です。
注意しなければいけないポイントして、賃金に含めるもの含めないものを
きちんと確認してください。
基本給、手当、賞与はもちろん通勤手当も含みますが、退職金、出張旅費、
慶弔見舞金等は含めません。詳しくは同封のパンフレットにて
確認してください。
集計期間にも注意してください。昨年の４月から今年の３月分の賃金を集計する
のですが、先週お知らせした社会保険料の算定基礎届は４月５月６月
の支払日ベースですが、労働保険料は発生ベースです。
例えば、末締め翌10日払いであれば、４月１０日に払われた
給与は３月分となります。
毎年、煩わしい作業になるかと思いますが、厚生労働省のＨＰに
年度更新申告書計算支援ツール
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudouhoken01/yousiki.html
というものあります。
こちらを利用することで、保険料の計算はかなり楽にできると思います。
６月下旬には社会保険料の算定基礎もありますので、早めに取り組まれること
をおススメします。
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